金剛力士像

 寺院の入り口や門の左右に立ち、伽藍を外敵から護っています。二神で対となり、口を開いた阿形像と口を閉じる吽形像の二神です。この仁王像は、室町時代中期、応永十八年(1411)の「丹渓作」と伝えられ、約六百年にわたり遍照寺の盛衰を見てきたことになります。