WiRES X リグのファームウェアの更新

 WiRES X 運用局へ、FTM-400、FTM-100、FT2D、FT1D などについて、8月に更新されたバージョンアップのファームウェアについて、下記の点をご考慮ください。
 
 主なポイントは、これまでのアクセス制御の「DSQ」の3桁 が「DG-ID」という2桁設定に変更されています。以前は、「DSQ」の設定が違っていても、DXボタンで接続すれば交信できたものが、バージョンアップ後はできなくなりました。

 ただ、お互いが「DG-ID」を「00」(AUTO)に設定していれば、アクセス制御なしにつながります。しかし、「00」設定は「DG-ID」を 設定していない状態となりますので、公衆回線に接続されているシステムとしては設定制御が推奨されています。

 そして、もう一つは、デジタルパーソナルID 「DP-ID」という設定も加わりました。これは、個々のトランシーバーがもっている個別ID情報(Radio ID)を互いに登録しておけば、お互いの「DG-ID」の 設定に関わらず、そのまま交信できるという便利な機能です。

 また、FT1D の 機種については、最新のファームウエアに更新しても、「DG-ID」の 設定モードが無いようですが、八重洲に確認しましたら、従来の「DSQ」の 下2桁を「DG-ID」の2桁設定に見なすそうです。例えば、DSQで「057」とすれば、DG-IDでは「57」の設定と同じとなります。